今回は握力補助道具「パワーグリップ」について解説していく!パワーグリップは鍛えたい部位を握力がバテる事なく集中して鍛える事ができる超絶便利なトレーニングアイテムだ。特にこれから背中トレーニングに力を入れていきたい人や、「ダンベルやバーベル、懸垂などで鍛えていると握力から先にバテてしまう…」「握力が先に尽きて種目本来の目的を果たせない」という人にとってはパワーグリップは必須と言える道具になるだろう!
ダンベル武蔵おすすめパワーグリップ!この記事ではこのパワーグリップをおすすめしているぞ!
パワーグリップがあれば効かせ効率がめちゃくちゃあがる!
結論から言うと「筋トレで本格的に鍛えていくならばパワーグリップは絶対あった方が良い」と言える。元々骨格がよく身体能力が才能的に優れている人で「トレーニングは素手だろう!」と言ってくる”根性の人”も稀にいる。
だが、そんな遠い憧れを追うよりも今できる範囲でトレーニングの質をあげてくれるパワーグリップを使わない手はないと筆者は考える。それに、パワーグリップを使っていても種目の場数を踏んでいけばいざという時の素手トレも上手くなる。その理由は効率良く筋肉をつけた結果、筋肉のコントロールができるようになっているからだ。
そもそもそうやって鍛えてたい筋肉をコントロールしようとしているのに、握力に負荷が散ってしまうのは本末転倒である。
それではまずは「パワーグリップがあれば効かせ効率がめちゃくちゃあがる!」という話からしていこう!
ダンベルやバーベルにすぐに使えてすぐに外せる!【GIFあり】
【GIF: パワーグリップを装着する様子】
パワーグリップは握力補助道具の中でも群を抜いたパフォーマンスを持っている。シャフトに巻く時は約5秒前後、外す時は約3秒以内。トレーニングする動作の中で自然にパワーグリップをシャフトにスムーズに巻き付けトレーニングの質をあげる事ができる。装着、使いやすさ◎
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“握力の適正重量”ではなく”対象部位の適正重量”で鍛える事ができる
チンニング(懸垂)やデッドリフト、ベントオーバーローイングなど背中種目のほとんどが「握力」がトレーニングパフォーマンスに関係してしまう。その為、背中を鍛えていると「握力から先にバテてしまう」という事態に陥りやすい。
例を言えば、筆者の場合はハーフデッドリフトパワーグリップなし、素手の順手の場合100Kgが限界である。だが、パワーグリップがあれば握力からバテる事なく、170Kgまで重量を上げて背中のみにフォーカスする事ができるのだ。
パワーグリップがあれば、握力適正重量ではなく本来鍛えたい部位の適正重量を模索する事ができる。結果的に筋トレの効率性があがる◎
持ち物としても軽くてコンパクト、スペースいらず
パワーグリップは軽くてコンパクトなので余計なスペースをとることがない。ホームジムの空間に違和感なく馴染ませる事ができるし、スポーツジムに行くのであれば持ち運びにも困らない。移動効率性やホームジムインテリア的にも◎
つけていると or 持ってると気分があがる!
トレーニー達が本来持っている目的は「見た目を変えて自分が目指すかっこよさを手に入れていく事」だろう。だからこそ、身につけている道具もやはり「気分があがるしかっこいい!」という感覚を持てるものを装着する事でテンションや気合いの入り方が違ってくる。パワーグリップはトレーニングファッションアイテムとしてもかっこいいので、つけている事で気合いは入るし持っている事でテンションもあがる!トレモチベアイテムとしても◎
握力補助!パワーグリップの使い方解説!【画像解説/GIF付き】
パワーグリップの使い方は至って単純だが、初めて装着するものだとわからないと思うので是非参考にしてほしい!ちなみに筆者も初めてパワーグリップを購入した時は使い方に戸惑った事を覚えている。
今回はパワーグリップを使う時のコツも合わせて画像解説していく!
【GIF: パワーグリップをつけるコツ】
上記GIFにあるように「パワーグリップでしっかり固定するコツ」は最後にゴロっと手前に転がす事。
巻き終わりにダンベルを手前に転がす事でパワーグリップのベロが内側に更に食い込みしっかり固定される。
それでは引き続き画像解説バージョン!
まず、パワーグリップのデザインがへこんでいるものは親指の位置が決まっているのでへこんでいる位置と親指が合うように右左それぞれ間違えないようにしよう!
パワーグリップのベロをシャフトの下にスッと入れる。
次はパワーグリップのベロを捕まえる。
ベロと捕まえたら次はパワーグリップのベロを内側に畳んでシャフトを巻き込んでいく。
そして握って、GIFにあったように手前にゴロっと転がす。
これでバッチリ、パワーグリップの効力が発揮される状態になる!
これでばっちり握力尽きる事なく本来目的としている部位を追い込める!
ダンベル武蔵愛用のおすすめパワーグリップはこれ!
筆者が愛用していて、超絶おすすめできるパワーグリップは先ほどから使い方解説にも写っていたものだ!「良いモノを買って長く使いたい」という思考から少し値が張るゴールドジムのパワーグリッププロMサイズを愛用している!
ゴールドジムパワーグリッププロMサイズと手首の参考
1年前一度引っ越した影響で片方無くしてしまった為、Sサイズ購入経験もあるがベルト部分が短い事からもつけ外し効率性が若干悪かったので今回はMサイズにした。(Mサイズ、抜群に良い!)
筆者の手首は16cmと細めなので是非参考にしてほしい!手首16cmならMサイズだ!
ゴールドジムのロゴがスペシャルかっこいい!
ゴールドジムパワーグリッププロは何と言ってもトレーニング界でも超有名ブランド「ゴールドジム」のロゴがやっぱりかっこいい!このロゴからは常にモチベを貰えるし、モノが最高に良いので使っていて使いやすいし潰れる気配がない。値段相応に大満足◎
重量が重くても手首のクッションが良い感じに吸収してくれる
「パワーグリップが合わなくて重量が重くなると手首が痛い!」という経験を筆者はしたことがある。その時は泣く泣く我慢してトレーニングしていたが、ゴールドジムパワーグリッププロであれば重量が重くても手首のクッションが分厚いので全然痛くない。
ゴールドジムパワーグリッププロ!他のパワーグリップとの違い
過去に3000円前後のパワーグリップを2度購入した事があるが、2回とも半年以内にマジックテープから壊れていった。その経験を言えば、ゴールドジムパワーグリップはマジックテープ部分もかなり丈夫で痛む気配がない。そこが筆者の中では「他のパワーグリップとの大きな違い」になっている!
ホームトレーニングでパワーグリップが活躍する種目【GIF解説】
次は、実際に筆者がホームトレーニングでどの種目で「パワーグリップを使っているか?」をまとめていく。パワーグリップがある事で各種目で対象の筋肉に集中して効かせる事、重さを乗せる事ができるので一度パワーグリップを知ると「これがないとトレーニングが始まらない(なくてもやるけど)」と言える最高の道具だ!
パワーグリップを使ってハンギングレッグレイズ
【GIF: ハンギングレッグレイズ】
ハンギングレッグレイズはパワーグリップがある事で握力から先にバテず、腹筋下部を集中して追い込む事ができる。この種目は腹筋の中でも高負荷種目なので本格的に腹筋をつくるならばホームトレーニングだからこそはずせない!
» ハンギングレッグレイズの効果的なやり方!できない場合の練習方法解説付き!
パワーグリップを使ってダンベルローイング
【GIF: ダンベルローイング】
ダンベルローイングはパワーグリップがある事で動作時に握力を初めに上腕筋周りの筋肉の参加を抑えてターゲットである広背筋のみに集中して鍛える事ができる。
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パワーグリップを使ってダンベルスクワット
【GIF:ダンベルスクワット】
ダンベルスクワットやブルガリアンスクワットなどダンベルを持っている状態をキープしなければならないので必然的に握力からバテやすい。パワーグリップがある事で追い込み中も握力を気にする事なく脚トレに集中する事ができる。
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パワーグリップを使ってパラレルグリップチンニング
【GIF: パラレルグリップチンニング】
チンニングはぶら下がるフォームのハンギングレッグレイズと似ているが、ハンギングレッグレイズとは違い更に自分の体重を引き上げなければならないのでパワーグリップ無しだと腕の筋肉も動員されやすい。だが、パワーグリップがある事で背中の刺激のみに集中する事ができる!
パワーグリップ比較表
今回この記事でおすすめしているダンベル武蔵愛用のパワーグリップの他にも世の中にはたくさんのパワーグリップがある。質とかモノの良さとかはひとまず置いておき「完全に見た目で選ぶ事」もできるので、デザインの好みやコスパ、お洒落用に持っておくのもまた1つの選び方だ!
また、品物を選ぶ際よく商品概要を見ると「○○Kg〜対応!」など耐久値をアピールしている事が多いが、ほとんどの場合マジックテープから劣化して駄目になってくるのであまり参考にはならない。最安値で購入する程、マジックテープの劣化は早いと割り切って購入した方が良いだろう。
コスパが良いパワーグリップ
Hiseason | Zoarlan | Alroohi International | |
総合評価 | (4.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
値段 | 2000円 | 1899円 | 1650円 |
ベロの長さ(縦) | 17cm | 17.5cm | S(16cm)~L(18cm) |
手首サイズ | フリーサイズ | フリーサイズ | S(12~16cm) M(16~18cm) L(18~22cm) |
ベロの素材 | ラバー | ラバー | ラバー |
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コスパが良いパワーグリップの最安値を言えば1000円前後のパワーグリップなども存在する。
革製のパワーグリップ
POWERUP | TOPPERGEAR | Afruey | |
総合評価 | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
値段 | 2480円 | 2380円 | 1980円 |
ベロの長さ(縦) | 21cm | – | 20cm |
手首のサイズ | フリーサイズ | S(18cm以下) M(18cm以上) | フリーサイズ |
ベロの素材 | 本革 | 本革 | 本革 |
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ゴムの匂いが苦手な方は革製がおすすめ。ラバー製の方がシャフトに噛み合うのでラバー製に慣れている人は少々慣れが必要となる。
管理人が気になるパワーグリップ
GORILLA SQUAD | Harbinger | Meister | |
総合評価 | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
値段 | 5380円 | 3300円 | 2990円 |
ベロの長さ(縦) | 20cm | 31cm | – |
手首のサイズ | フリーサイズ | フリーサイズ | X/S(14~16.5cm) S/M(16.5~19cm) L/X(19~21.5cm) |
ベロの素材 | ラバー | 合金鋼製 | ラバー |
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ゴールドジムパワーグリッププロ1本あれば、ほぼ買い替えの必要はないがアパレルを見る感覚で他の製品が気になる事がある。上記の他、安くてモノが良さそうなALLOUTのパワーグリップは欲しいと思っているので購入次第レビュー記事を書きたいと思う!
お洒落すぎるパワーグリップ
GripPowerPads | GripPowerPads | GripPowerPads | |
総合評価 | – | – | – |
値段 (海外製なので価格変動激しめ) | 9000円前後 (価格変動中) | 9000円前後 (価格変動中) | 11000円前後 (価格変動中) |
ベロの長さ(縦) | – | – | – |
手首のサイズ | フリーサイズ | フリーサイズ | フリーサイズ |
ベロの素材 | ラバー | ラバー | ラバー |
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これはパワーグリップを見てきた中では群を抜いてお洒落度が高いパワーグリップ。メーカーは同じで、デザインが他にもたくさんあるので見た目重視の方はツボにハマるかもしれない。
可愛い系のパワーグリップ
Hiseason | ALLOUT | MJDIVA | |
総合評価 | (4.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
値段 | 2000円 | 2980円 | 6770円 |
ベロの長さ(縦) | – | – | – |
手首のサイズ | フリーサイズ | S(16cm以下) フリー(16~20cm) XL(20~23cm) | S~M 手首サイズ表記無し |
ベロの素材 | ラバー | ラバー | ラバー |
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女性にも合いそうなパワーグリップ。トレーニーングを頑張ろうとしている女性へのプレゼントにも使えそう!
勿論パワーグリップにはデメリットもある
この記事にある「おすすめのパワーグリップ!他のパワーグリップとの違い」でも説明したように「壊れる事」を想定した場合、モノによっては「すぐ壊れてしまう事」がデメリットとなってしまう。(もう一度書くがゴールドジムパワーグリッププロにはまったく壊れる気配が無い)
一般的には3000円前後のパワーグリップは「消耗品」として割り切って使っておいた方が良いだろう。
さて、パワーグリップは実際に良いところの方が多いがパワーグリップ共通のデメリットの部分を話していきたい!
ゴムの匂いが手にうつる
これはラバー製品に限る事だが、第一に「ゴムの匂いが手にうつる」という事がデメリットとなる。(部屋に置いてる程度なら大丈夫)
「手に匂いがうつる」という事意外に気をつけなければならない点を言えばバッグなどに入れて移動する場合はバッグに匂いがうつるのでパワーグリップは専用の袋に入れる事を推奨する。
パワーグリップ製品自体のデメリットはもはやこれだけと言ってもいいだろう。
握力を鍛える事ができない
「握力補助道具に頼る事で握力が鍛えられない」というのは逃れられないが、だからと言って「握力と同時に対象筋も鍛えたい!」となるとどうしても不完全燃焼に陥りやすい。だからこそ、そういった状況に合わせて、「腕の日」をサボらない事や「前腕の日」を設ける事などでカバーしていこう!
筆者はハンドグリップとダンベルリストカール、ハンマーカールで前腕と握力を鍛えている。
» ハンマーカールの効果的なやり方!効かせ方とコツも解説!
» インクラインハンマーカールの効果的なやり方!効かせ方とコツを解説!
「やっぱパワーグリップ最高!」
パワーグリップの他に握力補助道具で「リストストラップ」というものもある。リストストラップはパワーグリップよりもトレーニング効率性はやや落ちるが1回巻きつけた時の質は超絶高い握力補助道具だ。ただ、筆者が現在トレーニングしている中でリストストラップの最大効力を発揮するのは床引きデッドリフトくらいのもの。そう考えると、トレーニングをオールマイティに支えてくれるパワーグリップは最高に良い!